【ただ読むだけでは身につかない】読書が「知識」と「行動」に変わる本

少しレバレッジリーディングと似通った部分もありましたが、
私には更に馴染みやすい本の読み方がありました。

 

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読書が「知識」と「行動」に変わる本
大岩俊之 (著)

 

 

私はこれからビジネス書を読む時は、
下記のことを注意しながら読みたいと思います。

 

・時間をかけて読めばいいわけではなく、必要な情報を取り出す
・アウトプットを意識することで、記憶に残りやすくなる。
・同時並行で色んな本を読んでみる。
 1日の中で読む本を変えるので、意識を切り替えることで本の内容を覚えて置けるようになる。
・本は自分で買う
・本の全体の構造を把握してから読む
・読書のマインドマップ作成、または読書メモ作成
・「パレートの法則」に当てはめると本の重要な部分は全体の20%
・ただ目で文字を追うのではなく、感情を動かしながら読むと内容を覚えやすい
・大事なことはストーリー仕立てで覚える

 

同じ本を読んでも、人によって、なるほどと思う部分は違います。
私の心に残った部分は、こんな感じでした。

 


そして今こうして文字にしてアウトプットすることが、
自分の記憶に残すために大変有効に働くことがわかります。

 

こうしてブログに書くことで整理が出来ているのを感じます!

 

やはり、反復が大事です。
そして自分の言葉に置き換えることで、
自分の知識になって身につく実感があります。

 

かなり読みやすく、これからの読書に役に立つと思える内容でした。
ビジネス書を読んでもすぐに内容を忘れてしまう・・・と思う方に、
是非読んでいただきたい一冊です。

 


あと、読書メモの例として出ていた
デール・カーネギーの人を動かす』を是非読んでみたいと思いました。

 


次はこれを買いたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

【何かを知るためにはまず客観的な意見を】驚くべき日本語

アメリカ生まれで英語が母語でありながら、
英・露・ポーランド・日本語の4か国語をマスターしている
ロジャー・パルバース氏が書いた本を読んでいます。

 

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驚くべき日本語

ロジャー・パルヴァース (著)

 

 

英語はまあそれなりなので、
次はとにかく韓国語の聞き取りが出来るようになりたい!のですが、
実は他言語を勉強するには、
まずは日本語の構造を知ることがその近道かだったりするので、
読んでみたのです。

 

日本人は日本語が難しいと思っていますが、
それは、ひらがなやカタカナや漢字が難しいだけで、
話すのをマスターするのは難しくないらしい。

 

それはなんとなくわかる気がする。
英語のように、単語が多い訳でもないし、
フランス語みたいに主語で動詞が変化したりもしないし。

 

言語を勉強する時の一番の障壁というのは、
『実は難しいから無理だ』と言う気持ちなのかもしれない。

 

それは他のことにも通じる気がする。

 

そんな時は、ただ、単語を覚えるとか
目先の小さな学習よりは、
大きな視点を持って見渡すとまた違う物が見えて来る。

 

考えてみれば、私が言語学にとても興味があるのは、
トルコのもう一つの顔という本を読んでからな気がする。
言語学の研究者がトルコで身の危険を顧みず、
クルド語の研究に赴くというもの。

 

 

まず言語がそこまで政治的に力を持っていること。
国家に存在を認められない民族がいるということ。
それでも、研究したいという熱い想い。

 

 

そういった知らないことばかりの世界に本を読むことで触れて、
学生時代に胸を熱くしていたのでした。

 

 

人に貸しては戻ってこなかったりして、
2度ほど買い直しただろうか。
でも、今はそれでも手元にないのだけれど、
また読みたいとふと思い出しました。

 

 

 

 

【効果的な伝え方には法則あり】伝え方が9割(2)

コピーライターの佐々木圭一さんが書いた『伝え方が9割②』を読みました。

 

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伝え方が9割(2) 
佐々木圭一 (著)
電子書籍はこちら

 

 

どうやら効果的な伝え方には法則がある!らしい。

 

それについてとっても分かりやすく書いてあります。

 

①もあるようですが、私は②から読むことに。

それでも全く問題なく読み進めることが出来ました。

 

紹介されている伝え方の方法の中のひとつを、
わたしに対して実際に使って来た人がいたことに気づきました。

 

遠くにいたので、気づかなかったかな?
と思うような状況で、
『あなただけ分かりました。』
と言われて、あら、嬉しいとなりました。

 

そうこの「あなただけ」というあなた限定が効果的なのです!

・あなただけにサービスです。
・あなただから分かって欲しいのです。

 

など、相手に特別感を与える言い方は確かに効果があります。

 

この言い回しは使えると、
まずひとつ身をもって言葉の力を感じたので、
私も自分が言葉を表現する時には
気持ちをうまく伝えられるように
伝え方自体を工夫したいと思います。

 

 

 

 

 

 

【思っている以上に人の価値観に左右される】脳と心の洗い方

『世界は自分がどう見るかで変わる』ということ
つまり、[自分が見るという形でしか世界を認識できない』ということ
興味を持っている私は、脳科学とか脳機能とかに興味があります。

 

そこで手に取ったのは『脳と心の洗い方』です。

 

 

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脳と心の洗い方
苫米地英人(著)

 

洗脳について書いてあるのですが、
こんなに身近で起こっていることなんだ!と実感しました。

 

 

まず洗脳って「サブリミナル」とか与えられる情報のことだと思いこんでいたけれど、
「情報を与えないという洗脳もある」のだそうです。

 


情報統制をするのはこのせいなのですね。
戦時中とか、そういうことですね。

 

 

つまり、私たちが何かを認識する時は、
自分自身が知っている範囲のことでしか認識できないため、
それが便利なものや、必要なものだとしても、
知識として知らないと意味をなさないものとなるということ。

 


例えば、砂漠で住んでいてスマートフォンを見たことが無い人に
スマートフォンを渡しても、何の用途のものか理解できずただの小さな箱に見える。
もしかしたら、何かを叩くためのものと思うかもしれない。

 

 

これは例なので大袈裟ですが、他のものでも同じことが起こるし、
実際に自分にも起こっていることなんだろうと思ったのです。

 

このことを知ったことで、与えられている情報がすべてではない可能性があるので、
広範囲で情報を得る心づもりは持っていたいとまず思うようになりました。

 

 

まわりの人の価値観をそのまま自分の価値観だと思って人を判断したり(学歴とか)、というのも知らない間に受けている洗脳なのかもしれませんね。

 

 

そうならないように必要なのは、『どうしてそうなのだろう?』と
自分で考える視点を持つことだそうです。
それで初めて自分の視点が持てるようになる。

 

 

人の価値観を借りてでもそれが当たり前と思って生きているから
息苦しくなっているのかもしれないと、
そんなことを思ったので、まず問いかけて、
自分で考えることを忘れないようにしたいと思います。

 

 

 

【人間は合理的じゃない】あなたはなぜ値札にダマされるのか?

『人間の思考が決して合理的ではなく、不合理な決定をしてしまうことが多い』ということを最近読んでいる本で知り、そのことについて興味を持っています。

 

 

自分自身に当てはめて、なるほど!と思うことが出来るので
このテーマはとても興味深いです。


そしてそれを意識していることがまず、
自分自身が、不合理な決定をすることを避けるための第一歩だと思うのです。

 

 

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あなたはなぜ値札にダマされるのか?不合理な意思決定にひとむスウェイの法則
オリ・ブラフマン ロム・ブラフマン(著)

 

 

この本のタイトルにある『値札』というのはプライスタグと言うよりは、
『ラベル』や『レッテル』の意味合いがあります。

 


例えば、人を最初に見たときに感じる印象を
その人のレッテルとして思い込んでしまい、
一度それをしてしまうと、実際には違うと分かっても
なかなかその印象を変えられない!


ほんとそうかも!

 


特に面白かったのはこの辺り。

 

 

評価バイアスの法則

一度ある物事に評価を下すとそれに反する証拠が見えなくなる

つまり、好きな相手に関しての回りの客観的な意見を受け入れられなくなる。

 

とか、

 

プロセスの公平性の法則

結果の損得よりも手続き上の公平性を重視する


一人に1000円を渡して、二人でこれを分けるのだが、
あなたに額を決める権限があるとします。


半分ずつの500円ずつに分けて相手に渡す場合は相手は受け取るが、
自分が多く取って、相手が500円未満の場合は
相手は怒って1円も受けとらないことが多い。

しかし、実際の利益から考えると、
0円よりは、いくらかでも手に入れた方が良いはずなのに、
公平性を欠いているという事実に重きを置いてしまう。

 

とか

 

私も人間の思考の法則を知らなかったら、多分受け取らないかも。

でも、今は知ってるから、受け取ります!笑

 

 

こういう色々が、自分の中の先入観ともいえるし、
それが当たり前のこととして洗脳を受けているとも言えるし、
しかし文化や社会によっては公平性の基準も変わる可能性があるとか、
そんないろいろな可能性を知ることを知ることで、
『絶対』なんて言葉はどっかに飛んで行きそうになりますね。

 

 

まずは知ることが大切だなあと思う。
全てを知ることは出来ないと思うけれど、
知ろうとすることだけは続けて行きたいなあ。

 

とても分かりやすくまとめてある本だったので、
すごく面白かったです。

 

 

 



【そのままの自分でいい】がんばっても報われない本当の理由

読書っていいね!

 

この本を読んで、そんなことを思いました。

 

なんともかんとも目からウロコの内容です。

 

心屋仁之助さんの「がんばっても報われない本当の理由」を読んだんですが、
「そのままの自分ではダメだと思っているから、頑張ってしまうのだ」
という基本的なことだけど、自分で意識している訳ではないから、理解していなかったことを知ることが出来ました。

 

 

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がんばっても報われない本当の理由
心屋仁之助(著)

 


ずっとずっと何かに追われるように頑張らなければと思っている人は、
何にもしない自分のことを無意識にダメな人間だと思っているのかもしれない
ということなのだけど、これ、まさに私かもしれないです。

 

でも、そんな必要ないんですよね。
他の人の基準に合わせる必要は無いのに、
まわりの価値観に左右されてしまう。

 

 

本当は、ただ自分のことを『そのままいいんだ』と認めてあげるだけでいいのですね。

 

とはいえ、頑張ることが悪い訳ではもちろんありません。

 

でも、『今の自分を認めて、しっかり頑張ってこうなろう』と考えて頑張るのと、
『私はダメな人間だから、頑張らなければいけないのだ』と無意識に思い込んでいるのは、大きな違いがあると思うのです。

 

こう考えると、思考癖というか、世間一般の見方というか、
色んなものに縛られていると本当に思います。

 

人間は知っているものやことしか認識できないと言います。

 

そうですよね。どんなに希少で高価な切手だと言われても、
その価値を知らなかったら額面の金額です。
でも、知っている人には本当に貴重なものと認識されます。

 

 

だからこそ、色んなことを知ること、
色んな物事を自分の認識の範疇に入れること

 

 

そういう知識を増やすために力になってくれるのが、
読書なのかもしれませんね!

 

 

【納得!】世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ

 頭のいい人たちが色々と考えて動かしているから 世界は合理的に動いている、となんとなく思い込んでいたけれど、 この『世界は感情で動く』を読むとそんなことは無いのだなとなんだか怖くなってしまう。

 

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世界は感情で動く

マッテオ・モッテルリーニ(著)

 

人間の脳は、頭がいいとか悪いとかに関係なく、
感情に左右されるモノであるということは知っておくべきだと思いました。

 

まず、『ピーク・エンドの法則』なんて全く合理的じゃないけれど、
人間は苦痛が長くなる方を選んでしまうこともあるということだし。

 

それは、例えば下記の2パターンの騒がしい音を聞くという体験をするとします。

 

①78デシベルの音を16秒間、続く
②78デシベルの音を16秒間続いた後に、66デシベルの音を8秒間続く

 

こうやって文章で見れば、もちろん①の方が楽だと思う。
騒音を聴いている時間が明らかに短いから。

 

論理的にはそうなのだけれど、それを体験した人は、
②の方が苦痛が少ないと答えるそうなのです。

 

つまり、カーネマンによると『ピーク・エンドの法則』とはこういう事なのだそう。
「あらゆる経験の快苦は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる」
つまり経験の記憶は主観に寄って変えられ、その出来事の長さには関係ないという特徴があるということ。

人間は驚くほど速く記憶を忘れてしまうから、
「終わり良ければすべて良し」になる傾向があるということなのですね。

 

次に、先入観のトラップという、
『ものごとを読みたいように読んでしまう』という脳の動き。

私たちは、自分の意見を強くする根拠だけをピックアップして読み取り、
自分の意見を否定する根拠については見なかった振りをする。

例えば、死刑について、犯罪の抑止力があるという調査結果と、
抑止力が無いという調査結果がどちらも半分ずつ記載された資料を読んでもらうとする。

 

反対派の人は、その資料は反対するに足る根拠を示していると受け止め、
賛成派の人は、その資料は賛成するに足る根拠を示していると受け止め、
それぞれの人々が自分の意見の根拠が強められたと述べたという調査結果が出たそう。

同じ内容のものを読んでもそう理解するということは、
つまり自分の意見の価値を強められたという事実に納得するあまり、
都合の悪い内容は、ただ読み過ごしたということですね。
これはカラーバス効果の作用も入ってるかも?

 

もちろん、人には先入観というものはあるし、
その存在も知っているけれど、
脳の働きとして、すでにそんな傾向を持っているものだということ。

 

『自分の意見に都合の良い事実だけを取り上げて、都合の悪い事実は知らないふりをする脳の考え方の癖がある』と理解して、ものごとを見るのが大切なんだな、とそう思ったのです。

 

他人も自分も含めて、もっと合理的だと思っていた人間の脳ですが、
そうではないんだなあ・・・

人間の頭ってそんなに性能良くないのね!
というような目からウロコが落ちるようなことがたくさん詰まっている本でした。

 

まずこんな風に法則を知っていることで、
今、私の頭は感情でそういう判断をしているんだなと
冷静に客観的に見ることができるかもしれないと思いました。