【珈琲豆は果実である】コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか

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コンビニコーヒーは、なぜ高級ホテルより美味いのか
[ 川島良彰 ]

 

 

まず、タイトルを見るだけでも、

ああそんなこと考えて見たことも無かったなあという気づきを得られる気がします。

ホテルのコーヒーはまずいのが当たり前だと思っていたというか、

場所代だよねって思っていたことに気づきます。

 

そして、確かに最近のコンビニの珈琲はとても美味しい。

 

その理由の一つが、『コーヒー豆は果実である』という事実です。

それについても改めて認識したことが無かったかもしれません。

もちろんコーヒーが珈琲の木になる果実から出来る、ということが頭ではわかっているつもりなのですが、かといって他の果実と同じように新鮮であれば美味しいという思考に繋がりませんでした。

 

ドリップしたコーヒーは抽出後20分以内が美味しく飲める限界であること、

同じグラム数なのにコーヒー豆よりコーヒーの粉の方が安い理由は、

粉にしてしまえば低級の豆を使っていても分からないから、など

知らなかったことが色々と出てきます。

 

これはコーヒーの事だけではありませんが、

取り立てて考える機会が無ければ当たり前で済ましてしまうことがなんと多いことか・・・と思います。

珈琲業界もかなり膠着した状態ということが分かります。

だからこそ、新しい視点を持てば、新しい市場価値が生み出せる気がします。

 

この本を読むだけでも自分でドリップするコーヒーの味が良くなりそうな気がします。

それほど、珈琲を好きと言いながらコーヒーについて知らない自分を知りました・・・!

 

【忙しいと口にするのはもうやめよう】 レバレッジ時間術

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レバレッジ時間術
[ 本田直之
電子書籍はコチラ

 

常に時間はたっぷりある、うまく使いさえすれば

ゲーテ

 

つまりそういうことなんだとは分かっていても、
なかなか時間をうまく使えないという人は私も含めて多い気がします。

 

とりあえず「忙しい」と口に出して言う人が本当に多い。
でもそれは自分が時間をうまく使えていないからだと自覚していれば、
恥ずかしくてそんな言葉は口に出せないような気がします。

 

まずは時間に対しての意識を変えることが必要なようです。

 

日本では残業をたくさんしている人こそが仕事をたくさんしている人だとみなす傾向がありますが、時間度外視の仕事など有り得ないのだそうです。
つまり残業をして良く働いたと思うのはただの勘違いであり、
実際に問われるのは時間ではなく成果だということ。

 

そして面白いなと思ったのは時間を天引きするという考え方。
やりたいことがあるのに時間がないという事態を防ぐために、
貯金と同じように時間も天引きしてスケジュールに入れてしまう。
そうでないと「いつか」は来ないというのは、確かなのは良く知っています。
でも結局やれないままずっと心に引っかかっているというのは、
よくあることですね。耳が痛い!

 

「インプット」「アウトプット」「生活」「プライベート」の4つのうち、
特に「インプット」の時間を意識的に天引きすると良いとのことなので、
本を読むことなどは、先に時間を決めてやるのがいいのかもしれません!

 

・時間割を作ることで体が勝手に動く。
・習慣化することで集中力が高まる。
・人に任せるのは究極の効率化

 

などなど、本当に色々なヒントがこの本にはありました。
きっと今の私の心に響いたのはこの辺りだったのですが、
人に寄っても、タイミングによっても心に残る部分は違いそうです。

 

本を読むことで得るのは知識ではありますが、
自分の心の中にある問題点を洗い出すことでもあるような気がします。

【経済が苦手でもとっつきやすい】フェルドマン博士の日本経済最新講義

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フェルドマン博士の日本経済最新講義
[ ロバート・アラン・フェルドマン ]

電子図書はこちら

 

 

自分が右脳人間だからなのか、女性だからなのか分かりませんが、
統計や数字を見て経済について考えることが苦手です。
もしかしたら、難しそうだからきっと分からないと
無意識に避けて来ただけかもしれません。

 

でも実はその苦手意識には理由は無くて、
ただ、分析方法や読み取り方を学んでこなかったから
その方法を知らなかっただけかもしれないと思いました。

 

そんな気にさせてくれる本が、この日本経済最新講義でした。
ちきりんさんが薦めていたので手に取ったんですが、
本当に読んでみて良かったです。

 

まず、私は経済学が何を目的としているかを知らなかったのです!なんと!

 

経済学とは何かと訊ねられれば、「希少資源の最適な利用の学問」と答えます。

更に、その目的は、「希少性からくる争いを減らし、世界を平和にすること」と言えるでしょう。 

 

そ、そうだったんだ~そのための学問だったんだ!とまえがきの部分で知って、 
俄然、興味が沸いて来ました。

 

色んな部分、というかすべてが自分がもしかしたらあえて考えないようにしてきたこととか、触れないようにしてきたことばかりだったので、
すごく興味深かったんですが、その中でもいくつかの部分を。

 

日本の農業は生産技術も品質も高いのに、現在は非常に非効率だが、
今後の日本の成長産業は農業であるということ。
それは例えば、オランダは日本の九州程度の大きさなのに、
農作物の輸出額はアメリカに次ぐ世界第2位なんだそうです。
だから、日本は狭いからダメという訳ではありません。
そして、現状が非効率なことが強みだというのです。
なぜならそれはすなわち改善すれば大きなプラスになる余地があるから!

 

お、面白い!!!

農業が未来的にきちんともっと儲かるビジネスとなれば
従事したい人もきっと増えますしね。

 

あとはインフラのこと。
東京と成田空港を高速鉄道でつなげば
リニアを作るよりも速攻的に経済効果はもっと上がるはずだけれど、
技術的には可能でも土地に関する法律のためにそれが出来ない。
梅田と関西空港もしかりですね。

 

これは不動産業でお仕事をしたこともあるので、
すごくよく分かります。
それはそれは土地それぞれに色んな建築規制があります・・・!
そうか、もっと広い目で見ないとこういう事は分からないです。
考えて見たこともなかった!

 

そして、日本経済の強みと弱みで言えば、弱みは少し分かっていた気がします。
それは人材育成というか若い世代にかけるお金が少ないこと。
社会保障費がほとんど高齢者のために使われています。
そのことについても数字で示されるとなるほどと思いますね。

 

その他にも、アベノミクスについて、
中国人の爆買いについて、TPPについて、難民について、エネルギーについて等、
自分がもしかしたら今まで感情論でしか考えていなかったことが、
きちんと説明されて自分の中に整理された思考として存在するような感覚になっています。

 

きっとすぐにまた内容を忘れてしまうような気がしますが、
自分の考えと照らし合わせて論理的な思考が出来るように
少しずつこの分野も自分の脳をトレーニングして行きたいとそんな気持ちになりました!

【日本の女子にかけられたバリエーションの呪い!】服を買うなら捨てなさい

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服を買うなら、捨てなさい [ 地曳いく子 ]

 

本当に私たちは恐ろしいほどたくさんの先入観を植えつけられていると思うのです。

もしかしたらそれを実感したくて、私は本を読んでいるのではないかとさえ思います。

 

この『服を買うなら、捨てなさい』もたくさんの思い込みを指摘してくれます。

 

まず、日本人の女性にかけられた毎日同じ服を着てはいけないという『バリエーションの呪い』

それ、確かに私もかかっていました。

でも考えてみたら男性は毎日同じスーツ着てても何も言われない。

もちろん中に着るシャツは男性も変えていると信じてますが!

 

でも、本当に女性だけ毎日違う服を着なければいけないなんてことは無くて、

1週間に3回は同じ服でも、きちんと洗濯して似合っていればいいのです。

むしろ、違うコーディネートにしようとして、いわゆるダサい合わせ方をしてしまうくらいなら、同じ方でも似合っている方が良いのだという事。

そして、雑誌やテレビで見るモデルや女優さんはおとぎ話の中の話だとも。

 

服が商売道具なのだから、通常の生活で必要な服とは違うのです。

それは確かにそうで、満員電車に乗って会社に通わなければいけない人が、

なぜ、パーティーに行く人と同じピンヒールを履いているのかは疑問に思います。

パーティ―に行くセレブは車だし、パーティーの間だけそのヒールを履いている訳ですから。

その辺りをきちんと分けられないと本当に服に着られる立場になってしまうんだなあと思います。

 

とにかく、とりあえずとか着こなしのバリエーションを増やすためにそれほど気に入っていない服を手に入れることをやめて、高くても気に入ったものを購入して、それを何度でも着ればいいのだと。

 

本当のお洒落は毎日違う服を着ることではなく、

自分にとって大切なものを知っていて、不必要なものを切り捨てることが出来ること。

今はそんな時代なのだと書いてありました。

 

そう、まるでお金があればお洒落が手に入ると思って

なんでも買ってみてもオシャレになる訳ではないのですね。

 

買い足すのではなく、買い替えて、本当に似合うものだけを持っている方が良いのです

 

なんでも着こなせるなんて幻想で、似合うものしか着ないが本当。

パンツが得意ならずっとパンツで良くて、

スカートが似合う人はずっとスカートで良いのです。

 

オシャレになるということはワンパターンになること=自分のスタイルを持つこと。

 

高いか安いかはその服の着用回数で決まるので、

安くても着ない服は高いということ。

 

本当にすべてがなるほどとうなる内容ばかり。

これは洋服の話だけではないです。

全ての思考についても同じように思い込みで生きていないかを見直さないと!

 

私もこれからは自信を持って、自分の好きなスタイルのワンパターンで行きたいと思います!

【お金に関しての今までの思い込みを捨てよう】一生お金に困らない生き方

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一生お金に困らない生き方 [ 心屋仁之助 ]

 

あなたが本当にほしかったのは、お金そのものではなく、

お金がたくさんあるときの安心感。 

 

つまり「お金がある」ということは、やりたいことを選ぶことができるという選ぶ自由が手に入ることなんですね。

 

その安心感を得るためには、「自分にお金をがある 」と考えるのが先だということ。

 

つまり、私たちはどんなに貯金があってもまわりから見てたくさん持っていると思われても、自分自身が「ある」と思わないとお金はずっと無いことになってしまう、という事なのだと思います。

 

金額の多い少ないではないのです。きっと。

 

 

自分が働かなくても

価値を提供しなくても、

何もしない自分でも、

いっぱいもらっていいんだ、という考え方に変えてほしいんです。

 

確かに私たちは、労働の対価として収入があると思い込んでいます。

歩合給だと思っていますが、その何もしなくても、収入を得ることができる自分であるという「存在給」というものを認めることが大切だと書いてあります。

 

確かに、私自身、何もしなくても寝ていても、お金がもらえるとは思っていないです。
でもそう思っているからお金が入ってこないのだと!そういう事なのです。

 

そういえば、どこかのお金持ちのお嬢さんだと、何もしなくてもお小遣いがもらえて、
好きなものが買えて、好きな洋服が買える。
どうしてそれが出来るかというと、彼女はそれが当たり前だと思っているから。
何もしなくても自分にはその価値があると思っているから。

 

そういう人と私の違いは、「何もしてなくてももらえるお金」=「存在給」として
自分に設定している金額が違うだけなのです。

 

私が0円だとすると、彼女は100万円かもしれない。
そんなの環境が違うから・・・と思ってしまいがちなのですが、
もしかしたら、「自分がそう思っている」という想念が先でその現実があるのかもしれません。

 

「ある」と信じてみる。あなたが常識だと思ってきたセオリー、定石、王道、つまり大前提を変えてみる。 

 

すべてに置いて言えるのかもしれませんが、今の自分の状況がなんだかおかしい!
こんなはずではなかった!と思うのであれば、
自分の中の常識を打ち破ることが大切なのかもしれません。

 

まずは、「お金がある」と思うこと。

そして、自分の存在給を高く設定する必要があるのかもしれません! 

 

面白いですね。

きっとそんな訳ないと思えば、今までと同じ生活だし、
でも、まず考え方を変えればすべてが変わるのかもしれない。

 

人生は壮大な実験場なんだと思います!

【節約は自然に優しくすることかも】もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活

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もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活 [ アズマカナコ ]

 

 

この本を読んで、

「すごいな~ でも私には無理」

と言ってしまうのは簡単です。

 

4人家族で電気代が約500円、水道代約1500円、ガス代約3600円と聞くと、

一体どんな生活をしているの?

なんて思ってしまうかもしれないけれど、

ひとつひとつを紐解いてみると、

丁寧な生活の積み重ねでした。

 

雨水をためて、トイレを流すのに使うとか、

食器を洗うときは水をためて洗うとか、

冷蔵庫や電子レンジは使わないで保存食を作るとか、

確かに手間はかかるけれど、

そんな風に水や電気を大切に使うのは

節約というか、地球にやさしくて、

すごくいいなあって思ったのです。

 

今はなんでも消費して捨てるのが良いというか、

お金があるんだからそういう使い方でいい

なんて価値観が一般的な気がするけれど、

じゃんじゃん必要以上に資源を消費するのは違う気がする。

 

でも、もったいないと言ったら、

「ケチ」なんて言われちゃうような価値観に迎合したくはないと思うのです。

 

例えば、フランス人がラップを使う時の話。

遊びに来た子供たちが電子レンジでチンする時に、

順番に1枚のラップを当たり前のように使いまわしていて驚いたと

そんなことを書いてある本を読んだことがあります。

日本だとそんなこときっとしないからですね。

日本人みたいにポイポイ捨てるのが当たり前になってるのって

どこか自分の探知機が鈍っているようなそんな気がしてしまうのです。

 

だから、そんな自分の固定概念をバーンと壊すのに、

こういう自分のやり方を我慢してというのではなく、

楽しくやっている人の姿を見るのは良いなと思ったのです。

 

誰に何を言われても自分らしくやればいいような気がしますね。

(もちろん犯罪とかそういうのは別の話ですが)

 

当たり前なんて結構いい加減なものだと思います。

 

 

 

【誰でも重要であると思われたい】人を動かす

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人を動かす文庫版 [ デール・カーネギー ]

 

D・カーネギーの『人を動かす』と言えば、
たいへん有名な本なのだけれど、読んだことがなかった。

 

でも、今は早く読んでみたら良かったなとそんなことを思う。

 

たくさんのなるほど!という部分があったのだけど、
一番心に残ったのはこの部分だった。

 

『人に重要感を持たせる』


つまり、人の持つ最も根強い衝動は、”重要人物たらんとする欲求”なのだそうだ。

ということはその欲求が自分を含め、誰にでもあるのだということだ。


そう考えると、自分が重要感を持たせてほしいと
相手に対して思っている訳だから、
それを同じように相手にもすればいいということなのだろう。

 

しかし、時として、自分の重要感を高めるために、
人を批評したり、自分より下に見るという行為をしてしまう気がする。
それは、まったく人の心を動かさないし、
むしろ恨みを買ってしまうことがあるということだ。

 

それは自分の気持ちを振り返ってみても分かる気がする。


この人が重要感を持ちたいと思う人の気持ちを考えてみると、
色んな場面でそれに出くわす気がしている。

 

例えば、アイドルに服をプレゼントした人がいて、
そのアイドルが着てくれたとする
今ならSNSなどで、わざわざその着用画像と、
自分があげたプレゼント画像をアップしているのを見ることが多い。

 

これは、自分があげたものを好きな人が来てくれたということで、
自分自身の重要感を高めているのみならず、
こうして使ってもらえている私は重要な人間であると、
他の人にも認知してもらうことで
更に自分の重要感を高めている行動なのかと思ったのだ。

 

そのことを不特定多数のみんなに知らせたい気持ちが
どういうものか分からなかったのだけれど、
なんとなく理解できた気がする。

 

こんな風に、人間の心の動く仕組みを知っていれば、
誰かに対してどう行動すればいいかというのも分かっていいが、
自分自身が何を求めてこんな行動をするのか、ということが分かっていいと思った。