【何かを知るためにはまず客観的な意見を】驚くべき日本語

アメリカ生まれで英語が母語でありながら、
英・露・ポーランド・日本語の4か国語をマスターしている
ロジャー・パルバース氏が書いた本を読んでいます。

 

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驚くべき日本語

ロジャー・パルヴァース (著)

 

 

英語はまあそれなりなので、
次はとにかく韓国語の聞き取りが出来るようになりたい!のですが、
実は他言語を勉強するには、
まずは日本語の構造を知ることがその近道かだったりするので、
読んでみたのです。

 

日本人は日本語が難しいと思っていますが、
それは、ひらがなやカタカナや漢字が難しいだけで、
話すのをマスターするのは難しくないらしい。

 

それはなんとなくわかる気がする。
英語のように、単語が多い訳でもないし、
フランス語みたいに主語で動詞が変化したりもしないし。

 

言語を勉強する時の一番の障壁というのは、
『実は難しいから無理だ』と言う気持ちなのかもしれない。

 

それは他のことにも通じる気がする。

 

そんな時は、ただ、単語を覚えるとか
目先の小さな学習よりは、
大きな視点を持って見渡すとまた違う物が見えて来る。

 

考えてみれば、私が言語学にとても興味があるのは、
トルコのもう一つの顔という本を読んでからな気がする。
言語学の研究者がトルコで身の危険を顧みず、
クルド語の研究に赴くというもの。

 

 

まず言語がそこまで政治的に力を持っていること。
国家に存在を認められない民族がいるということ。
それでも、研究したいという熱い想い。

 

 

そういった知らないことばかりの世界に本を読むことで触れて、
学生時代に胸を熱くしていたのでした。

 

 

人に貸しては戻ってこなかったりして、
2度ほど買い直しただろうか。
でも、今はそれでも手元にないのだけれど、
また読みたいとふと思い出しました。