【それは無理だとおもいこんでいないか?】 好きなことだけして生きていく。
心屋仁之助(著)
この本のタイトルの「好きなことだけして生きていく。」というのを聞くと、
頭の中で、勝手に「それは羨ましいけど、無理だよね。」と、
そんな声が再生される気がするのです。
けれど、それって何を根拠にそう思っているのだろうかと、
そんなことを考えました。
もしかして、「世の中はそういうものだ」と、
思い込まされていないだろうか。
そして、好きなことをして生きている人を、
どこかでねたんだりしていないだろうか。
自分は試してみてもいないのに、
やってみる前から先に諦めて・・・。
多分、常識という軽い洗脳を受けているのかもしれません。
そして、そういう思い込みは自分が思っている以上に多い。
失敗するのが怖い人は、どうせいっぱい練習してもうまくならないからと、
最初から練習をしないか、少しだけしてやめてしまう。
そして、本当はやればできるのに、やらないだけなんだ
ということを言い訳にして、それを好きでないことにする。
世の中はそういうものだからと、諦めて、
そして人にまで、そうすることを求める気がします。
「好きなことをする」は楽をするということではなくて、
下積みも含まれているけれど、本当に好きなことをしているなら、
他の人に「下積み」と思われる練習でさえ、
その人にはやりたいことととらえられるのかもしれないですね。
そう、好きなことならば、他人からはつらそうに見えても、
本人は楽しいことだってあるのです。
そして、私もずっと思っていることが書いてありました。
我慢している人って他の人にもそれを求めるような気がするのです。
本当はやりたくない仕事を自分もしているんだから、
他の人も我慢すべきだ、とか。
でも反対に、自分が我慢せずに好きなことをしていたら、
他の人が好きなことをしていても気にならないんじゃないかと。
もし、世界の人々がそれぞれ好きなことをしてみたら、
本当はちゃんと世界ってちゃんと回るんじゃないのかなと。
お互いに我慢しあって、監視する世の中より、
好きなことを出来ることを感謝して、
助け合いながら生きることが出来る気がします。
けれど、こういう事をいうと「そんなの無理に決まっている」と
言われることが多いのです。
でも、やってみたことないから分からないよな、と私は思っています。
好きなことをすることへの無意識の罪悪感を捨てて、
まずは私から、「好きなことをする」ようにしていこうと思います。
自分が変われば世界が変わるので、
まず自分が実践したいと思うのです。