【英語を話せない自分をイメージしているからその通りになって話せない】バイリンガルは二重人格

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バイリンガルは二重人格 [ 苫米地英人 ]

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ひさびさにピン!と来る本を読みました!

バイリンガルは二重人格という苫米地氏の本です。

 

少しですが、外国に住んだことがあるので、

すでにタイトルからなんとなく「そうかもなあ」という気がしたのです。

 

実際に、日本人が「英語を話せる」という状態を想像する際に、

「ネイティブのようにペラペラと話す」ことを思い浮かべて、

話の内容については考えることも無いような気がします。

 

でも「本当に大切なことは話す内容である」ということを、

再確認させてくれる本です。

その本質を忘れて、発音の事ばかり考えて、

自分はそういう話し方が出来ないから英語が出来ない。

ヘタで話すのが恥ずかしいから話せない。

その思い込みをまずはがすことが大切なようです。

 

英語の語彙力や発音に関わらず結構通じる、
アメリカに行ったって、色んな人種がたくさんいて、

それぞれなまりもあるけれど、通じる。

幸い私はそれを知っているので、

私自身は「伝えたいことを伝えることが出来る」というセルフイメージです。

だから英語を話せるのだと思います。

 

でも、「私は英語を話せない」という自分をイメージしている人は、

いつまでたっても離せるようにならないということです。

なぜなら自分が想像したことが現実になるから。

これは他の事にも通じますね。

 

そして、英語を話せるようになりたいなら、

英語で考える環境を作るのが良いようです。

その部分こそ、言語的な二重人格をつくるという部分でしょうか?

その方法については本に詳しくありますが、

英語という言語が成り立ってきたその文化的な背景を知るというのも

大事なことのようです。

言葉は文化ですもんね。

 

「抽象化された知識を手に入れる」ことがその文化や言語を知るために

一番大切な部分ではないかと思うのですが、

この「抽象化された知識」という概念に関して納得して、

何か目の前が晴れた気がしました。

例えばドラマを見ても、どこかで見たような恋人同士のやり取りが

いろいろと方法を変えて、見せられる訳です。

それは時代が変わっても元をたどればシェークスピアや、

もっとさかのぼればギリシャ神話に行きつくという!!!

 

例えば使う通信手段が手紙だろうが、スマートフォンになろうが、

やっていることは変わらないということで、

その思考や行動の原点がすべてギリシャ神話にあるので、

それこそ話せるようになりたい言語の古典を読むのが良いという事なんですね。

 

だから、違う言語を知ることは、

違う概念を知ることであり、世界が広がることなんだなあと

そんなことも納得させてくれる面白い本でした!