【生産性という指標をまず持つことが大事】自分の時間を取り戻そう

自分の時間を取り戻そう [ ちきりん ]
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今まさに注目されている裁量労働制について考える上でも必要な定義だと思うのが、この本で出て来る『生産性』という言葉。

 

例えばコンビニのバイトや企業での残業代は時給制での給与なので、仕事の内容の濃さは配慮されない。でもそういう概念にすっかり慣れてしまうとどうしてもダラダラと仕事をこなせば良いという考えになってしまいがち。

 

実際に、学生時代にアルバイトをしていた際に、一生懸命働けば働くほど、同じ給料なのに仕事をしない人も同じお給料なんて損だなあなんて思った経験があるし、だからと言ってさぼれるタイプでは無かったけれど、それでもやっぱり心の中には損してるなあという感覚は残った気がする。

 

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生産性を高めるという考え方は、仕事のみならず日常生活でも活かせる概念で、これからはインプットが少なくして(かける時間が短い)アウトプットを多く(成果を多く)することが必要なんだろうなと思う。

 

そこで、私が好きなミュージシャンに当てはめて考えてみたのです。

 

あまり人気のないバンドはライブの度にチェキを撮影して、それを物販で売り出します。それは確かに1枚として同じ写真が無いので、その点での希少価値はあります。しかし、売り出し枚数を増やすためには、撮影時間も比例して長くなるので、アウトプットも増えるけれど、インプットも増えてしまう売り方です。

しかし、大きいバンドになると、あらかじめライブやアーティスト写真として撮影されたいくつかの種類の写真を使用して、ロトステッカーを発売します。こちらは1枚ずつ違う写真であるという希少価値はないけれど、インプットは増やさないで良いというメリットがあります。

もちろんこれは、ファンの数によってどちらの方が良いかという話にもつながってくるのですが、やはり生産性が高いのは後者の方だろうなと思うのです。前者のままで儲かっていると思う感覚では生産性を上げることは出来ない気がします。

 

その他にも、ニコ生でライブ中継をする際には、ライブDVDも発売するなど、インプットを増やさずにアウトプットを増やす技であると気づいたり、この『生産性を高める』という視点を持って色んな物事を見るととても面白いな、と思いました。

 

自分の生活にも早速取り入れて行きたいなと思います。