【準備ばかりの人生をやめよう】きっと、よくなる!


きっと、よくなる! 人生はよくなるようにできている  [ 本田健 ]

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この本の構成は、1つのタイトルに対して、
だいたい2~4ページほどで成り立っています。

なので、前から順番に読んで行っても良いし、
手近に置いて、気が向いた時にパッと開いた部分を読むという形でも
その時々のヒントが得られるような本のような気がします。

 

 

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私は前から順番に読んで行きましたが、特に気になった部分がいくつかありました。

まずは、タイトルにも記載した「準備ばかりの人生をやめよう」というところ。

私たちは小さいころから大きくなったら役に立つからと勉強、
働き始めたら老後のために貯金、資格取得、などと準備ばかりしていて、
じゃあその準備を生かす本番の人生って一体いつなの?という疑問が沸いて来ます。

そうこう言っている内にいつ人生が終わるかなんてわからないのだから、
準備ばかりの人生をやめていつでも本当の人生を送りたいな、と
その項目を読んで思いました。
これってもしかして、「すぐやる」という精神にもつながるかもしれませんね?
準備が不必要という訳ではありませんし、目的に対しての準備は必要ですが、
何も考えずにいつか必要になるからという理由での準備に追われる人生は嫌だとそう思いました。

 

そしてもう1つ気になったところは、「許せなかった家族を許す」というところ。
私の場合は、特に許せないと思っている家族がいる訳ではありませんが、
「誰かを許せない」という心の動きに興味があります。

「誰かを許さないというのは、囚人を閉じ込めておくための看守の仕事を二十四時間やることと似ている」という『ゆるすということ』の著者ジャンボルスキー博士の言葉に出会ったのです。

 

引用の引用になってしまいましたが、なるほどなあと思ったのです。
許すか、許さないか、というのはあくまでも自分の心の中での話です。

ですので、人を許さないことで自分自身に看守の仕事を強いて、
そして苦しむのも自分自身ということです。

許すのは自分が楽になるためなんだなあと思いました。
ドラマの中でもよく出てくる、人を許さずに復讐をするシーン。
でもそれを成し遂げてもその本人も幸せになっていないのは、
これが理由なのかな、とそんなことを思いました。

 

そんな感じでいろいろとヒントになる部分がちりばめられていました。
きっとまた違うタイミングで本を開くと異なった部分にピンと来るのだろうなと思います。

 

また時間を空けて再度読みたい本です!