【そのままの自分でいい】がんばっても報われない本当の理由

読書っていいね!

 

この本を読んで、そんなことを思いました。

 

なんともかんとも目からウロコの内容です。

 

心屋仁之助さんの「がんばっても報われない本当の理由」を読んだんですが、
「そのままの自分ではダメだと思っているから、頑張ってしまうのだ」
という基本的なことだけど、自分で意識している訳ではないから、理解していなかったことを知ることが出来ました。

 

 

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がんばっても報われない本当の理由
心屋仁之助(著)

 


ずっとずっと何かに追われるように頑張らなければと思っている人は、
何にもしない自分のことを無意識にダメな人間だと思っているのかもしれない
ということなのだけど、これ、まさに私かもしれないです。

 

でも、そんな必要ないんですよね。
他の人の基準に合わせる必要は無いのに、
まわりの価値観に左右されてしまう。

 

 

本当は、ただ自分のことを『そのままいいんだ』と認めてあげるだけでいいのですね。

 

とはいえ、頑張ることが悪い訳ではもちろんありません。

 

でも、『今の自分を認めて、しっかり頑張ってこうなろう』と考えて頑張るのと、
『私はダメな人間だから、頑張らなければいけないのだ』と無意識に思い込んでいるのは、大きな違いがあると思うのです。

 

こう考えると、思考癖というか、世間一般の見方というか、
色んなものに縛られていると本当に思います。

 

人間は知っているものやことしか認識できないと言います。

 

そうですよね。どんなに希少で高価な切手だと言われても、
その価値を知らなかったら額面の金額です。
でも、知っている人には本当に貴重なものと認識されます。

 

 

だからこそ、色んなことを知ること、
色んな物事を自分の認識の範疇に入れること

 

 

そういう知識を増やすために力になってくれるのが、
読書なのかもしれませんね!

 

 

【納得!】世界は感情で動く 行動経済学からみる脳のトラップ

 頭のいい人たちが色々と考えて動かしているから 世界は合理的に動いている、となんとなく思い込んでいたけれど、 この『世界は感情で動く』を読むとそんなことは無いのだなとなんだか怖くなってしまう。

 

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世界は感情で動く

マッテオ・モッテルリーニ(著)

 

人間の脳は、頭がいいとか悪いとかに関係なく、
感情に左右されるモノであるということは知っておくべきだと思いました。

 

まず、『ピーク・エンドの法則』なんて全く合理的じゃないけれど、
人間は苦痛が長くなる方を選んでしまうこともあるということだし。

 

それは、例えば下記の2パターンの騒がしい音を聞くという体験をするとします。

 

①78デシベルの音を16秒間、続く
②78デシベルの音を16秒間続いた後に、66デシベルの音を8秒間続く

 

こうやって文章で見れば、もちろん①の方が楽だと思う。
騒音を聴いている時間が明らかに短いから。

 

論理的にはそうなのだけれど、それを体験した人は、
②の方が苦痛が少ないと答えるそうなのです。

 

つまり、カーネマンによると『ピーク・エンドの法則』とはこういう事なのだそう。
「あらゆる経験の快苦は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まる」
つまり経験の記憶は主観に寄って変えられ、その出来事の長さには関係ないという特徴があるということ。

人間は驚くほど速く記憶を忘れてしまうから、
「終わり良ければすべて良し」になる傾向があるということなのですね。

 

次に、先入観のトラップという、
『ものごとを読みたいように読んでしまう』という脳の動き。

私たちは、自分の意見を強くする根拠だけをピックアップして読み取り、
自分の意見を否定する根拠については見なかった振りをする。

例えば、死刑について、犯罪の抑止力があるという調査結果と、
抑止力が無いという調査結果がどちらも半分ずつ記載された資料を読んでもらうとする。

 

反対派の人は、その資料は反対するに足る根拠を示していると受け止め、
賛成派の人は、その資料は賛成するに足る根拠を示していると受け止め、
それぞれの人々が自分の意見の根拠が強められたと述べたという調査結果が出たそう。

同じ内容のものを読んでもそう理解するということは、
つまり自分の意見の価値を強められたという事実に納得するあまり、
都合の悪い内容は、ただ読み過ごしたということですね。
これはカラーバス効果の作用も入ってるかも?

 

もちろん、人には先入観というものはあるし、
その存在も知っているけれど、
脳の働きとして、すでにそんな傾向を持っているものだということ。

 

『自分の意見に都合の良い事実だけを取り上げて、都合の悪い事実は知らないふりをする脳の考え方の癖がある』と理解して、ものごとを見るのが大切なんだな、とそう思ったのです。

 

他人も自分も含めて、もっと合理的だと思っていた人間の脳ですが、
そうではないんだなあ・・・

人間の頭ってそんなに性能良くないのね!
というような目からウロコが落ちるようなことがたくさん詰まっている本でした。

 

まずこんな風に法則を知っていることで、
今、私の頭は感情でそういう判断をしているんだなと
冷静に客観的に見ることができるかもしれないと思いました。

 

 

 

 

 

【捨てるのはモノだけじゃなく思考もだ】断捨離

断捨離という言葉は今はとっても有名だし、
雑誌の特集で読んだことはあるけれど、
実際にやましたひでこさんの本を読むのは初めてだったかも!

 

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新・片づけ術断捨離   
やましたひでこ (著)

 

 

所有とは思い込み
あらゆるモノが地球からの借り物だと考えていけたら・・・

 

その感じすごく分かります!
今、自分の元にあるモノも自分が所有しているというよりは、
たまたまそばにいてくれているような感覚です。


だから、これは私の元から去るタイミングが
来たんだなあと思ったらすぐに手放します。

 

そうすることで自分の元に今必要なものがやってくる気がします。

 

実際のモノだけではなくて、
思考もそうなのかもしれない。
もう終わった関係を未練がましく追いかけても仕方なくて、
そんな時が来たとそっと受け入れて捨てられたら、
意外と新しい出会いがあったりもします。

 

リリースファーストですね。
欲しいモノがある時は先に手放すと自動的に入って来るんだなあと。

 

だから今日も断捨離
日本みたいにまるで何でも自分に必要なものだと
錯覚させる環境が整っている場所では
まず基本的なそんな考えに至ることが難しいなあって思います。

 

けれど、モノも思考もどんどん整理して捨てて行けば、
最後に残るのは本当に大切なモノなのでは無いかと思います。

 

モノの整理について書いてある本だけれど、
実際にモノを整理すると思考も整理されるといいますから、
まず目に見える部屋の掃除から始めるのがいいのかもしれません。

 

 

 

 

 

【人を自分のことのように扱え】大富豪アニキの教え

大富豪って一体どういう人がなるんだろうと思って手に取ったのがこの本。

 

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大富豪アニキの教え
丸尾孝俊(著)

  

『大富豪アニキの教え』を読みました。
バリバリの大阪弁の本なので、抵抗のある人もいるかもしれない!
ちなみに私は生粋の大阪人なので、擬音語を懐かしく思いながら読みました。


これは、大富豪になりたい人にだけ役立つという内容ではなくて、
普通の生活にとっても役に立つなあと思いました。

 

一番、これから心がけようと思ったのはこの部分

 

相手が自分を大切にしてくれてると感じた時に、人と人は繋がる。
だから相手を自分のように大切に扱うこと。
自分がやって欲しいことを相手に対してもしていく。



これはおせっかいかなやり過ぎかなとか、
こうをすれば後で返ってくるかなという欲とか、
そんな余計なことは考えなくてよくて、
もっと純粋にただ自分が人に扱われたいように
相手のことも大切にすればいいんだなあって思ったのです。

 

それは、友達でも家族でも同じかも。
もしかしたら、知らない人に対してでも、
落とし物をした人を見かけたら追いかけて行って渡すとか、そんな小さなことかも。

 

その部分が最近自分のまわりで起こっていることに
まさにリンクする部分だったので、とても興味深く読みました。

 

どこか、相手に大切にされていないと感じてしまう時は、
まず自分から相手を自分のことのように扱うことを始めてみるのがいいかもしれない。

 

そんな風に思いました。

 

 

 

 

 

 

 

【脳は放射状に思考を広げる】ザ・マインドマップ[ビジネス編]

仕事でマインドマップを使うことになって、実際に使ってみたら、
あれなんだか分かりやすいということに気づきました。

 

そういえば、前にもマインドマップの本を読んだことはあったけど、
結局使わずにいたらその本を読んだ内容は全く身についていなかったということです^^;
(あ、レバレッジリーディングの本に書いてあったのそのままだ)


けれど、今回使ことになったので、改めてその機能について学習してみようと思い、
今回はビジネス編を手に取りました。

 

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ザ・マインドマップ[ビジネス編]仕事のスキルと成果が上がる実践的活用法

トニー・ブザン(著)


考えてみれば、学生時代に授業のノートを取るのも、マインドマップを使えばもっとうまくできたかもしれないなあと思うに至りました。

 

先生の言葉は多岐に渡るけど、どんどん箇条書きでかいて言ったら、
あれ、この内容もさっきの区分に入れたら良かったな、あれ?

みたいな感じで綺麗にまとめるなんて無理ですよね。
だって先生の話も色々飛ぶんだし。


このマインドマップは真ん中にトピックを置いて、

そこから放射線状にアイデアを広げて書き込んでいくのです。


だから、これはあっちだとか思考がとっ散らかる私のようなタイプでも大丈夫。
一目で見たら分かるので、人と情報を共有するのにも良いし。
放射線状に広がるので、連想もしやすいし、思い出しやすい。

 

確かにそうですね。

 

この本はビジネス編だったので、

こんなことにも使えますよという例がいっぱいありました。

驚いたのは、電話のメモ!

長電話とか相談の電話などだとすごくいいかも!

コールセンターの方とか、解決法をアドバイスするなどに使えそうです。

 

私はというと、やることの計画や、TO DOをまとめたり、

イデアをまとめたりするのに利用しています。


PCのソフトを使うとカテゴリーも後でまとめたり、

動かしたりできてとても使いやすいです。

 

もっと他の用途にも使えるかもしれないので、実際にやってみようと思います。



【本を読まないから時間が無い】レバレッジ・リーディング

私がこの読書ブログを始めるきっかけになった!

といっても過言ではないのがこの本です。

 

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レバレッジ・リーディング 

本田直之(著)

 

本を読むのはもともと好きな方ですが、

精神論の本だったり、小説を読むのがもっぱら。

ビジネス書は難しそうであんまりなあ・・・と思っていました。


でも、そもそも『同じ読書でも得たい結果や目的は違う』ということに気づかされました。

つまり、ビジネス書は、先人の知恵やノウハウを学ぶために読む本であり、
そしてそのノウハウを実際に使うために読むのだということ。

 

他の小説などは違いますよね。娯楽とか面白さとかを求めて読む感じ。
無駄という事ではなくて、まるっきり違うものだということなんですね。


それを理解したので、読み方も同じでなくていいという事なのです。


この本のタイトルにもある『レバレッジ』という考え方は、

読むだけでは自分のモノにならない。
実際にその知識を使って実行することで自分のものになるということ。

そして、ビジネスを自分で一からノウハウを構築することなんて無理だけど、
先人のノウハウを真似して利用することで

その分をジャンプアップすることが出来るという事なんですね。

 

本の代金の1500円だとかが、その知恵を使うことで

レバレッジがかかって100倍とかそれ以上の利益になって帰ってくるという事です。

 

確かに実際に素晴らしい功績を残している方は読書家という話も聞きます。
それはこのことを知っているからこそ、

読書の時間を大切にしているということでしょうね。

 

そこでタイトルにある『本を読まないから時間が無い』に立ち返るのですが、

つまりこういう事です。


よく『本を読む時間が無い』と言いますが、

『一から自分でやろうとして本を読まないから時間が無い』だけで、

本を読んでその知識を使えば、本を読む時間なんてたくさん出来るという事なんです。

だか順番が逆なんですね。


ともかくそれくらい、本というのは知識が詰まった凄いものだということ。

 

中には多読の詳しいやり方など記載されています。

 

必要なところをメモしてまとめてプリントアウトして

何度も見ることで自分のモノになるとあったので、

私もまずブログにてアウトプットして、いつでも見れるようにしておこうと思いました。


一番心に残ったのは『考具』に出て来る『カラーバス効果』説について書かれていた部分です。

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考具  加藤昌治(著)

 

今まで気に留めていなかったものが、

その存在を知ることで突然目にとまるようになるという法則。


例えば、アウディの車なんて気にも留めなかったのに、

買って乗ることになった途端、町を走るアウディ―が増えたように感じたり。

それは実際には増えてなくて、ただ目に留まるようになっただけ。

 

だから本を読む時にもその作用を利用して、

『この本からはこれを学ぶ』と決めて読むと

その情報が目に飛び込んでくるようになるのだそうです。

 

他の事でも使えそうですね。


型破りではあるのかもしれないけれど、これを読むことでビジネス書の読書方法が一気に変わるとても素晴らしい本でした。

 

インプットしたらアウトプットが大事ですね。

 

これからもどんどん本を読みたいと思います!



 

 

【自分で考える力をくれる】ゆるく考えよう

 

ちきりんさんの本を読むと世界の見え方がクリアになる。
視点がぱちんと切り替わる感覚がある。


読んだのは『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』です。

 

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ゆるく考えよう
ちきりん(著)

 

ちっちゃい頃からすでにひねくれ者で、
人とは違うことばかりを選んで進んでいるような私ですが、
それはどうしても『ただなんとなくそうしたいから』というだけで、
きちんと理由を話すことが出来ないわたし・・・

 

でもちきりんさんは分かり易く理論的に
「多数派が正しいわけではない」ことを説明してくれる。
私の中の「なんとなく」が言語化されるので、
すっきりするんです。そうすっきりした!

 

そういえば、他に読んだ本(あなたはなぜ値札にだまされるのか)の中でも
グループ力学の法則について書いてあったなあ。

 

人間の4人に3人は間違っていると分かっていながらも
大多数の意見に従ってしまう・・・というもの

 

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あなたはなぜ値札にダマされるのか? 不合理な意思決定にひそむスウェイの法則

オリブラフマン、ロムブラフマン(著)

 

私も思考停止にならないようにきちんと考えて生きたいものです。
そこに何かがある時にどうしてそうなったのか、そうなっているのかを問いかける人でいたい。